盛土の締固め回数管理システム

盛土の締固め回数管理システム

概要

・盛土の施工面を座標値に基づいてメッシュ化し(50㎝のマス目)、TS・GNSSから得られる施工機械の位置情報に基づいてメッシュ化された盛土面の締固め回数を記録する。締固め回数に応じて任意の色を決め重機が転圧した箇所は色が塗られていく。色塗りの情報(締固め回数)はモニターを介してオペレータに提供される。

◆効果
①転圧回数をモニターでリアルタイムに確認できるため転圧不足の防止ができ、品質が向上する。
②品質管理業務が簡素化され、作業効率が向上する。

盛土の締固め度 確認方法

盛土の締固め度の確認方法。従来施工と情報化施工を比較した模式図です。
左側の従来施工ですと、1000㎥毎に1箇所で盛土の締固め度を確認するために現場密度試験もしくはRI法による品質計測が必要となり、多量の帳票作成業務が生じます。また、点の管理となり、局所的な転圧不足による品質不良を見抜くことはできません。
それに対し情報化施工では、重機内のモニターをみてオペレータが締固め回数を確認しながら作業することから転圧不足の防止ができます。また、従来の点から面の管理となり品質が向上します。また測定データをパソコンに取り込めば帳票が自動作成され、品質管理業務の簡素化にもつながります。

締固め回数管理システムの構成

GNSSを用いた締固め回数管理システムの構成です。
キャビンの屋根の上にはGNSS受信機アンテナを設置し、GNSSからの位置情報を取得します。キャビン内の運転席前方左側にはGNSS受信機と車載電源装置を取り付けてあります。ここでは、アンテナからの位置情報を取得し、情報通信機器の電源も管理しています。
運転席前方右側には車載パソコンが設置してあります。オペレーターはパソコンのモニターを見ながら運転することになり、重機の現在位置・締固め回数をリアルタイムに確認することができます。

締固め回数管理の施工状況

↑締固め回数に応じて色を設定。
規定回数4回で1回目黄色、2回目橙色、3回目緑色、4回目青色で設定した。
盛土全面が青色となれば締固めが完了となる。

締固め回数分布図

盛土の締固め管理の成果品として、締固め回数分布図、走行軌跡図が作成されます。
締固め回数分布図では規定回数の転圧が行われているか確認することができます。この場合は規定転圧回数が4回で青色の設定となっています。盛土全面がこのように青色となっていれば転圧が十分に行われた証明となります。

走行軌跡図

走行軌跡図では、振動ローラーが走行した軌跡が青色の線で描かれます。帳票からは振動ローラーが何処を走行したかを一目で確認することができます。


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